作り置きスープ7日ローテ|低コスト・高たんぱく・レンチン秒で完成

作り置きスープ7日ローテ|低コスト・高たんぱく・レンチン秒で完成

はじめに

“時間がない日ほどうれしい”、作り置きスープの7日ローテ

毎日ちゃんと作るのは大変。でも、週に一度だけまとめて仕込めば、平日は“チンして注ぐだけ”。この企画は低コスト×高たんぱく×レンチン秒がテーマ。肉・魚・豆・卵・大豆製品をうまく回して、飽きない7種類をローテします。作業時間は目安30分。味はやさしめに、仕上げで足して“その日の気分”に寄せていこう。

【画像:保存容器に入った色とりどりのスープが冷蔵庫の手前に並ぶ俯瞰写真】

1週間ぶんの買い物リスト

定番+缶・乾物で“安い・早い・高たんぱく”

たんぱく源:鶏むね(500〜600g)/ささみ(4本)/豚こま(200g)/ツナ缶(2缶)/鮭水煮缶(1缶)/木綿豆腐(2丁)/厚揚げ(1枚)/卵(6個)/高野豆腐(1袋)/豆乳(または牛乳・無調整、1本)

野菜:玉ねぎ(2)/にんじん(1)/じゃがいも(1〜2)/キャベツ(1/4)/小松菜(1束)/長ねぎ(1)/白菜(1/8〜1/4)/きのこ(しめじor舞茸 1パック)/もやし(1袋)

缶・乾物・調味:カットトマト缶(1)/ミックスビーンズ缶(1)/わかめ(乾燥)/春雨(1束)/味噌/顆粒だし or コンソメ or 鶏ガラ/しょうゆ/みそ/カレー粉/生姜・にんにく(チューブ可)/ごま油・オリーブ油

【画像:食卓に並べた食材の“集合写真”。手前に鶏むね・豆腐・ツナ缶、奥に野菜】

30分で一気仕込み

段取りのコツ(同時進行)

①大きめの鍋に水を張り、ベース用のだし(かつお昆布/鶏ガラ/コンソメのどれか)をスタンバイ。
②同時に玉ねぎ・にんじん・きのこはまとめ切り。火の通りに差が出ないよう薄めに。
③鶏むねはそぎ切り→塩少々でもみ、豆腐は食べやすくカット。
④“今日〜3日は冷蔵”、残りはベースだけ冷凍(具材を入れずスープのみ)に回すと味がぼけないよ。

【画像:コンロで2口同時に鍋を回している手元写真】

保存とレンチンの基本

容器・日持ち・温め方

容器:耐熱ガラス or 耐熱プラの密閉容器(1杯分=300〜400ml目安)。
日持ち:冷蔵3日/冷凍2〜3週間(粗熱を取り、なるべく早く冷やす)。
レンチン:冷蔵は600Wで1分30秒〜2分→混ぜて追加20〜40秒。冷凍は解凍→加熱を分けるか、600Wで2分→混ぜ→さらに1〜1分30秒。
味噌・豆乳:分離しやすいので温めた後に溶き入れると失敗しにくい。

【画像:耐熱容器に入ったスープを電子レンジへ入れる直前の写真】

7日ローテ(1杯=具だくさん約300〜350ml想定)

DAY1|鶏むね×豆腐の生姜とろみスープ

やさしいのに満足。高たんぱくの王道。
材料:鶏むね 150g/木綿豆腐 150g/しめじ 1/2パック/長ねぎ 1/2本/生姜すりおろし 小さじ1/鶏ガラ小さじ1/しょうゆ少々/片栗粉 小さじ2(同量の水で溶く)
作り方:だしを温め、鶏むね→きのこ→ねぎの順に。火が通ったら水溶き片栗粉で軽くとろみ。火を止めて豆腐と生姜、しょうゆで調える。
保存・温め:冷蔵◎/レンチン後に生姜を追い入れると香り復活。

【画像:白い器に湯気、刻みねぎが浮いた生姜とろみスープのアップ】

DAY2|ツナ×ミックスビーンズのトマトスープ

缶詰の力でちゃちゃっと。食物繊維もたっぷり。
材料:ツナ缶 1/ミックスビーンズ 1/2缶/玉ねぎ 1/2/にんじん 少々/カットトマト缶 1/2/コンソメ 小さじ1/にんにく 少々/オリーブ油 少々
作り方:玉ねぎ・にんじんをオリーブ油で軽く炒め、トマト・水・コンソメ。煮たらツナと豆を加え温めるだけ。
保存・温め:冷蔵◎/仕上げに粉チーズや黒こしょうをひと振りで“ごちそう感”。

【画像:赤いトマトベースのスープに豆とツナが見えるボウルの写真】

DAY3|鮭缶×じゃがいもの味噌豆乳チャウダー風

まろやか系。冷えた夜の“癒やし枠”。
材料:鮭水煮缶 1/じゃがいも 1/玉ねぎ 1/2/豆乳 200ml/味噌 大さじ1弱/昆布だし 小さじ1
作り方:じゃがいも・玉ねぎをだしで煮る→火を止め、鮭缶と豆乳を入れ温め直し。最後に味噌を溶く。
保存・温め:豆乳・味噌は食べる直前に加えると分離しにくい。冷蔵◎・冷凍は豆乳抜きで。

【画像:白いスープに鮭とじゃがいも、上に黒こしょうが少し】

DAY4|豚こま×キャベツのピリ辛味噌スープ

ガツンと行きたい日。ご飯なしでも満足。
材料:豚こま 120g/キャベツ 2カップ/長ねぎ 少々/味噌 大さじ1/鶏ガラ 小さじ1/生姜・にんにく 少々/ごま油 少々/(好みで)ラー油
作り方:鍋にごま油、しょうが・にんにく→豚こま→キャベツ。水+鶏ガラで煮て、仕上げに味噌。
保存・温め:冷蔵◎/レンチン後にラー油を一滴で味が締まる。

【画像:キャベツたっぷり、淡い茶色のスープに赤いラー油が一滴の写真】

DAY5|ささみ×卵×春雨の中華クリアスープ

軽いけどたんぱく質はしっかり。
材料:ささみ 2本(筋を取る)/春雨 ひとつかみ/卵 1/長ねぎ 少々/鶏ガラ 小さじ1/しょうゆ 少々/ごま油 少々
作り方:ささみをほぐれるまで煮る→春雨→しょうゆで調整→火を止めて溶き卵を回し入れ、余熱でふわっと。ねぎとごま油で仕上げ。
保存・温め:冷蔵◎/春雨は食べる直前に別ゆでで入れると伸びない。

【画像:透明なスープに卵のふわふわと春雨が見える器】

DAY6|高野豆腐×わかめの生姜だしスープ

コスパの塊。噛むほどに染みる“静かな旨み”。
材料:高野豆腐 2枚(戻して短冊)/わかめ(戻す)/生姜 小さじ1/昆布だし 小さじ1/しょうゆ 少々
作り方:だしで高野豆腐をやさしく煮含め、最後にわかめ。火を止めて生姜・しょうゆで調える。
保存・温め:冷蔵◎/レンチン後に生姜を追いで香りUP。

【画像:澄んだおだしに高野豆腐とわかめ、上に白ごま】

DAY7|鶏ひき肉×きのこのスープカレー

スパイスでリフレッシュ。疲れが飛ぶやつ。
材料:鶏ひき肉 150g/玉ねぎ 1/2/しめじ 1/2/にんじん 少々/カレー粉 小さじ1〜2/コンソメ 小さじ1/トマト少々(あれば)
作り方:油少々で玉ねぎ→ひき肉→きのこ→にんじん。水+コンソメで煮て、最後にカレー粉で香りを立てる。塩で調整。
保存・温め:冷蔵・冷凍◎/食べる時にヨーグルト小さじ1でまろやかに。

【画像:さらっとした黄色いスープカレーにきのこと鶏そぼろ】

入れ替え&アレンジのヒント

値上げ&在庫切れの日でも回せる代替表

鶏むね⇄ささみツナ⇄鮭缶豆乳⇄牛乳(温め後に投入)/キャベツ⇄白菜しめじ⇄舞茸春雨⇄豆腐。味が薄い日は味噌orしょうゆを最後にほんの少し、濃い日は湯で伸ばすのが失敗しない合言葉。

【画像:矢印で食材の置き換えを示した簡単なメモ風イラスト】

コストの目安と小ワザ

1杯100〜200円台で満足スープに

鶏むね・卵・豆腐・高野豆腐・缶詰は価格が安定。具は“主役1+相棒1〜2”にしぼるとコストも味もブレにくいよ。最後に黒こしょう・七味・ごま油・オリーブ油などの“香り係”を1滴入れるだけで、作り置き感が消えて“できたて”っぽさが戻る。

【画像:黒こしょう、七味、ごま油、オリーブ油を小皿に分けた写真】

まとめ

3行レシピで続けよう

①週1で一気仕込み(30分)→②冷蔵3日+冷凍ストックに分ける→③当日はレンチン+仕上げ一滴。高たんぱくを優先すると、自然と満足度が上がって間食も減る。明日の自分のために、今夜の30分だけ、キッチンでサクッと仕込もう。


※衛生管理と保存期間は目安です。季節・冷蔵庫の温度・容器により前後します。豆乳・牛乳・味噌は温めた後に加えると分離しにくいです。食物アレルギーのある方は材料を置き換えてください。

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