はじめに
「野菜が高い日」でも、お椀はちゃんと満たしたい
今日は葉物が高すぎ…って日、あるよね。でも大丈夫。もやし・豆腐・冷凍野菜の“つよい味方”3兄弟で、ちゃんと満足するスープは作れるよ。味はやさしく、コスパは強く。手間は最小限で、体はポカポカ。そんな12レシピを、1杯ずつの小回りで回せるようにまとめたよ。

買い物の指針
“主役は3つ”で考えると迷わない
主役はもやし(1袋)、豆腐(木綿or絹 1〜2丁)、冷凍野菜(ミックス・ブロッコリー・ほうれん草など)。あとは家にある調味料と乾物(わかめ・春雨・とろろ昆布)、卵や缶詰が少しあれば充分。塩分は最後に“ちょい足し”で整えると失敗しにくいよ。
下ごしらえのコツ
時短でも“おいしい線”を守る
もやし:さっと洗って水気を切るだけ(シャキ感キープ)。
豆腐:食べやすい角に切り、煮崩れ防止は火を止めてから投入。
冷凍野菜:解凍せずそのまま鍋へ。汁に出た水分で味が薄い時は、味噌や醤油を一滴ずつ足して調整しよ。

節約スープ12(1人分〜2人分の目安表記)
01|もやし×豆腐×わかめのやさしい味噌
王道の安心感。だしにもやしをさっと煮て、火を止めて豆腐と乾燥わかめを入れ、味噌を溶くだけ。仕上げにねぎをひとつまみ。コスト最軽量で満足度が高い一杯だよ。
02|もやし×卵の中華クリア
鶏ガラだしを温め、もやしを入れて1分。火を弱めて溶き卵をふわっと流し、胡椒少々とごま油を1滴。朝にも夜食にも合う“軽うま”スープ。
03|豆腐×冷凍ほうれん草の白ごま味噌
昆布だしに冷凍ほうれん草をIN、温まったら火を止めて豆腐と味噌。白ごまを指でひねって香りを出し、最後にぱらり。鉄分もしっかりね。
04|冷凍ミックスベジ×ツナのコンソメ
鍋に水とコンソメ、冷凍ミックスベジを入れて温め、油を切ったツナを加える。仕上げに黒こしょう。パンにもご飯にも相性◎の“楽ちん洋風”。
05|冷凍ブロッコリー×豆乳の白味噌
だしでブロッコリーを温め、火を止めて豆乳+白味噌をそっと。分離を避けたいから沸騰させないのがポイント。ふんわり甘くて心まで温かい。
06|冷凍コーン×じゃがいも(常備)のおうちポタ風
薄切りじゃがいもをだしで煮て、冷凍コーンを入れて軽く潰す。牛乳少々でのばし、塩で整える。お好みでバターを耳かき1杯。子ども受けも最強。
07|冷凍きのこMIX×豆腐の生姜スープ
きのこを少量の油で香り出し→水と鶏ガラで軽く煮る→火を止めて豆腐とおろし生姜。しょうゆをひと垂らしで“ほっ”とする味に。
08|もやし×高野豆腐のすっきりだし
戻した高野豆腐を短冊に、昆布だしでやさしく煮て、最後にもやしを入れてシャキ感キープ。薄口しょうゆで整えて、すりごまをぱらり。噛むほどしあわせ系。
09|厚揚げ×冷凍キャベツのピリ辛味噌
厚揚げは熱湯をかけて油抜き。だしに冷凍キャベツ→厚揚げ→味噌の順で。お好みでラー油1滴。ごはん無しでも満足なコク。
10|さば水煮×冷凍ねぎの赤だし
赤味噌ベースにさば水煮をひとさじ落とし、冷凍刻みねぎをさっと。生姜を少しのせるとグッと引き締まる。缶詰ひとさじでタンパク質UP。
11|春雨×豆腐×冷凍にらの酸辣(サンラー)風
酢としょうゆを控えめに、黒こしょうを多めに。春雨は別ゆでか、短時間でさっと。辛みはラー油を最後に点でのせて、味の“陰影”を作ろ。
12|冷凍オクラ×とろろ昆布×卵のするするスープ
昆布だしに冷凍オクラ、火を止めて溶き卵→とろろ昆布。口当たりがやさしくて、食欲がない日でもするっと行ける“胃袋いたわり枠”。

味変と“満足”の作り方
最後の“一滴・ひとつまみ”がプロっぽい
同じ材料でも、仕上げで世界が変わるよ。ごま油・オリーブ油・バター・黒こしょう・七味・ゆず皮・生姜を日替わりで。作り置き感が消えて、いつも“できたて気分”。
保存とレンチンのミニガイド
容器・日持ち・温め直し
容器:耐熱密閉(1杯300〜400ml)。
日持ち:冷蔵3日/冷凍2〜3週間(粗熱→急冷が鉄則)。
温め:600Wで1分30秒→混ぜ→20〜40秒。豆乳・味噌は温めた後に。春雨は食べる直前だと伸びにくいよ。
まとめ
“主役+相棒+香り”で、今日はちゃんと満たされる
野菜が高い日こそ、賢くお椀を満たそ。主役(もやし/豆腐/冷凍野菜)に相棒(乾物や卵・缶詰)を重ね、最後は香りの一滴で仕上げ。今日のあなたの体温と気分に、ぴたっと寄り添う一杯になりますように。
※分量は目安です。塩分・アレルギー・体調に合わせて調整してください。豆乳・牛乳・卵は加熱しすぎると分離・固まりやすいので、火加減に気をつけてね。